ペダルは悲しい宿命を背負って生まれてきました。
ペダル、手で触れられるのは作られた時だけ。
ペダル、カバーを付けてもらえるのは最初だけ。
ペダル、裸足で触ってもらえるのは綺麗な時だけ。
ペダル、錆びてくすんでくると、触るのも躊躇う悲しい部品です。
きっとペダルは思っているでしょう「たまには手で触れて欲しい、磨いて欲しい」、「鍵盤のように手で触れて欲しい」と。
でも、ペダルは無理なのも知っています。だって自分はペダルですからっ!
ピアノ屋ドットコムはそんな悲しいペダルに優しい手を差し伸べています。
毎日ペダルが磨かれお客様のもとに運ばれて行きます。
でも、悲しいかな、ペダルはすぐにくすんでしまいます。
後はお客様に委ねられています。
悲しいペダルをどうか、救ってあげて下さい。
桐迅