久々のリメイクビフォアーアフターです。
本日は目に触れる事のない縁の下の力持ち、キャスターのビフォアーアフターです。
動きが渋い場合は潤滑油で良くなる事が多いのですが、全く動かない場合も多々あります。
設置してしまえばまず動かさないので気になりませんが、倉庫内を移動させる時には1つ動かないだけでも重労働に変わってしまいます。
まずは整備前の写真です。
錆びが中にまで入り込んで固着してしまっていました。見えている錆びは大きく問題は無いですが、軸の中まで錆びている場合は分解が出来ないのでとても厄介です。
そこで、鉄錆び用の錆取り剤を使ってみました。
名前は「花咲かG」バイク用品屋さんで売っていますよ。
使い方は容器にキャスターを入れ錆取り剤を注ぐだけです。
見える錆びはすぐに落ちてきますが、軸内部の錆を落としたいので軸が十分に浸るまで注ぎます。
臭いがきついので外で2時間ぐらい置いておきました。その間別の作業が出来るのが嬉しいですね。
浸け置き後はまだまだ堅く回らない事が多いですが、工具でつかみ少しずつ動かすとだんだん動きが良くなってきます。
錆取り剤は強力になり、薬剤が残っていると新しい錆、腐食の原因になります。
そこでパーツクリーナー(脱脂剤)を使用し、部品の洗浄します。
パーツクリーナはホームセンターにもあり、車、バイクの部品の洗浄に良く使われます。
パーツの洗浄後はエアスプレーで隙間に残った薬剤を吹き飛ばします。
コンプレッサーで貯めた圧縮空気を使いますので、ちょっとした隙間などの埃取りにも便利です。
最後にしっかりと給油し動きを良くし、錆を抑えます。
作業後比較画像
キャスターは普段気になりませんが、日々ピアノの重量を受けている部分です。
意外とここの動きが良いとそれだけでも嬉しくなってしまいます。
桐迅