ちょっと前ですが、小学校の社会見学で、私がピアノのおはなしをしました。
ピアノの解体ショーもしたのですが、それよりも子供達がぐっと身を乗り出して見ていたのは、「ピアノの上手な弾き方」のところなんです。
コンピューターミュージックのように一本調子でエリーゼの為にを弾いたあと、感情や強弱をしっかりと付けて演奏したときの違いにびっくりした子供たちがとても多かったです。
音楽というのは楽譜どおりにきちんと間違えずにできればマル、と思っていたのかもしれません。ピアノを習っている生徒はわかっていることでも、ちゃんと習っていない子は、わからないのでしょうね。本当の音楽というのを。
「これから音楽の授業で歌ったりするときも、一本調子で唄うのではなくて、こうやって感情込めて表現をつけて歌うと心に響くんですよ~」ということを伝えました。
これは、調律師が語るよりもピアノ先生が語ったほうがいいような場面ですが、子供たちがこの部分に食いついてきたのは嬉しいですね。
最後に「ほら、音楽っていいでしょ?」と振ると、たくさんの拍手をいただき、あーやってよかった・・・と思えた講演でした。
✩ピアノ屋まーちゃん✩