タイでの実話を一つ、お話ししますね。
学校に行きたくない、と訴えた息子。
そんな発言に、たいていの花親はしかるところですが、彼女の対応方法は一風変わったものでした。
ある条件のもと、1日休むことを許可したのでした。道端のゴミを集め、お金を十分稼ぐのなら休んでもいい!
息子は喜んでゴミ拾いに励むため、両親と出かけました。
長い1日の清掃作業を終え、2キロ以上のリサイクルゴミ6セント相当を集めました。
2.2Kmも歩き回り、疲れ切った息子はもう歩くのもやっとです。
息子は無邪気に母親に尋ねました。
「バスで帰ってもいい?」
しかし、母親の予期せぬ返答に押さない息子は唖然とします。
「お金はあるの?バスの運賃は31セントよ」。
息子は首を振ります。
母親はしずかに続けます。
「じゃあ、もっとお金を稼豚目にはもっとボトルを集めないとね」
反論の余地もありません。
「分かったよ。歩くよ」と息子は言いました。
息子は再び、リサイクルゴミを探し始めます。
母親は、息子に水分補給をしっかりとして励まします。
途中で優しい男性に出会い、お菓子をもらいました。
しばらくして息子は母親にこう言います。
「アイスクリームが食べたい」
「10セントするのよ。お金あるの?」母親は尋ねます。
息子はがっかりして言いました。
「ううん、もういらないや」
母親は今日の教訓を伝えました。
「教育は子供にとって重要な機会なのよ。今日はお金の価値について学んだかもしれないけど、でも生きるために必要な知識は学校でさらに学ぶことができるわ」
息子は母親の言葉の意味をすぐに理解したようでした。
母親の教訓が息子の考えを変えたのです。
母親は息子にこう尋ねます。
「それであなたは働きたいの、学校に行きたいの?」
すると息子は大きな声でこう答えます。
「僕学校に行きたい」
厳しい経験を通して学ぶ教訓は、時として口頭で諭す以上に効果的なんです