「きこりの法則」
森の中で、一人のきこりが、
一本の木を倒そうとして、
5時間もノコギリをひいていました。
それでも木は倒れそうになく、
きこりはへとへとに疲れています。
ある人がきこりに、
「少し休んで、
そのノコギリの刃を研いだらどうですか?
そうすれば仕事がもっと進みますよ」
とアドバイスするのですが、
きこりは、
「刃を研いでいる暇なんてないさ。
切るだけで精いっぱいだ」
と答えます。
1時間かけて1本切るのが精いっぱいだったのが、40分かけて刃を研げば、10分で切れるんです。
つまり、楽に40分で1本切り倒すことができるということ。
刃を研ぐ時間を作りさえすれば、
その後の作業が飛躍的に進むのに、
このきこりは
ノコギリをひく作業に忙しくて、
刃を研ぐ時間を作ろうとしないのです。
目の前の木を切ることを急ぐあまり、
かえって遠回りしてしまっているわけですね(^^;
ここでいう「刃を研ぐ」というのは、
「自分磨きをすること」
「人間力を高めること」
のたとえです。
ビジネスでいうと、うまくいく方法を教えてくれるのに、頑固に自分のやり方を押し通してしまう、頑固な人のことでもあります。
松下幸之助さんが言っています。
一番大切なのは、「素直な心」だと。