ここ最近防音関連のお問い合わせをたくさんいただいております。
敷板や背面のパネル、消音ユニット、防音室などなど色々なものがありどれが良いか悩まれることが多いようです。
今回はそんなピアノの防音に関するお話しができればと思います。
■防音商品の種類
大きく分けて4種類の防音グッズがあります
①ピアノの下に敷くタイプのもの
(ゴム製のインシュレーターや敷板、ピアノ用のパネルなど)
こちらは、防音と言うよりも振動を抑えたり重量を分散させる目的の物です。
そのため防音と言う意味ではあまり効果が見込めませんが、下階への振動を抑えたい場合には重宝します。
また、断熱効果のあるパネルは床暖房のお部屋に最適で熱からピアノを守ってくれる頼もしい商品です。
②ピアノ自体に取り付けするもの
(消音ユニット、ナイトーンなど)
こちらはピアノ自体から出る音量を下げる商品になります。
元々の音が小さくなりますので、音を周りに伝わりにくくすることができます。
ピアノの種類によって取付けできないものがあることと、専用の調整が必要なためタッチが多少変わることがありますが、効果が高くご依頼の多い防音方法です。
③ピアノの背面に取り付けするもの
(防音パネル、背面パネル、遮音パネルなど)
ピアノの響板から出た音を一番音が伝わる原因になる壁に当たらないように防ぐ吸音材になります。
物によっては、ピアノ自体に密着させて完全に音の出口をふさぐものもあります。
密着タイプは効果は高いですが、無理やり出口をふさぐため音がこもってしまい音色が変わる欠点があります。
接着などを行わない挟みこむタイプはご自身でも設置や取り外しができ、少し隙間を開けることで音がこもらないようできるなど幅広く使えるため人気があります。
④その他の防音商品
(防音カーテン、防音窓、防音壁、防音扉、防音室など)
ピアノの音量を変えるわけではなく設置するお部屋自体を防音にするというものになります。
隙間がある箇所から音が漏れ伝わりますので、隙間のできやすい窓や扉を防音するだけでかなり効果があります。
効果が一番あるのはやはり高価な防音室ではありますが、環境に合わせて防音をすることで予算を抑えより良い環境にすることができます。
ピアノの演奏する時間帯や使い方などによっても合う合わないがありますので、困ったときはぴあの屋までお気軽にご相談ください。
気にせず演奏ができる環境があると、よりピアノを楽しんで頂けると思います。
TEL:075-645-7111
メール:info@pianoya.com まで
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以前リメイクの際にピアノを見ながら防音グッズについてお話しした動画を乗せておきます。
こちらも参考にしていただければと思います。
ぴあの屋ドットコム 寳田