写真のピアノは、カワイの超小型グランドピアノです。
私が巨人に見えるでしょ?
戦後の資材不足の中で、どうしてもピアノが作りたかったカワイの創業者「河合小市氏」が作ったグランドピアノです。
一緒にいった調律師仲間が、これはジョーク商品だ、とちょっとバカにしたような言い方をしていてちょっとだけムっとしてしまいました。
確かに、普通の大きさのピアノからすると、完全な音ではありません。
でも、戦後の混乱期に、小市さんがジョークでこんなピアノ作るはずはないと思います。
きっと本気で作ったものです。
資材ないからあきらめるのではなく、それでもどうしてもピアノを作りたいという思いを感じて、
日本のピアノ作りの職人魂を見た気がしました。
☆まーちゃん☆
※今月も32台のピアノがお嫁入りしました。みなさん!ありがとうございます。