自分の敵
ある人からこのような話を聞き、まさにそのとおりだと納得しました。
あなたには敵はいますか?
本当はあなたに敵はいないのです。
あなたを傷つけるのはあなた自身であって、あなたの敵はあなた自身なのです。
例えば、あなたに攻撃してきた人がいるとします。
あなたを傷つけるような言葉をいっぱい浴びせ掛けてきました。
しかし、それを対抗して受けずにその毒を食べなければいいのです。
振り回されなければいいのです。
そうすれば、悩むこともありませんし、相手は敵ではないのです。
自分が傷つくということは、相手の自我の欲望の毒を、
自分の同じ自我の欲望で対抗して受けているのです。
自分に同じものがあるということです。
自分を苦しめる敵も自分を苦しみから救うのも、自分以外の何者でもないのです。
自分が何かに苦しんでいるとしたら、自分以外に敵がいると思っているからです。
たとえ誰かからどんな悪口を言われようとも、自分の自我で受け取らないで、
この方は本当のことが分からないからこういっているんだ、と
相手を愛の気持ちで受け止め、さらに
これも自分が成長するために与えられた意味のある試練だ、
と思えた瞬間、自我の欲望から開放されるのです。
少し難しくなりましたが、物事に悩むのも自分、喜ぶのも自分。
自分の考え方がすべてなんですね。
相手が敵だと思うということは、相手と同じ自我を持っている(同じ波長を出している)
ということだと思います。それは大きな反省です。
もし攻撃されることがあっても、そのマイナスの言葉を
愛を込めたプラスの言葉で返せるような自分になりたいと
この言葉を聞いて強く思いました。