努力の法則
人生はプラス(正)もマイナス(負)もどちらの出来事も起こるというのは皆さん経験されていると思います。
いいことばかり先に得ることによって、失うものが多いこともあります。
宝くじに当たって、人生を狂わせる方が多いのもそうです。
急に大金を得た方は、その使い方を知らないからかもしれません。
ある会社では社会貢献に大きな比重をおいていますが、これこそがその会社が大きく発展する要であるということを経営者はわかっているのです。
寄付をするということは、金銭的にはマイナスになります。
でもそのマイナスを善の力で自ら先に行うことによって、マイナスの要因が減り、こんどはプラスになって返ってくるのです。
でもそこに見返りを要求すると返ってこないのですから宇宙の法則というのは見事です。
最近ある本を読みました。
先入観をもたれないように作者は書きませんが、そこには私がいつも思っている、まさにそのことが書いてありました。
内容の一部をお読みいただきたいと思います。
「負」イコール「不幸」と決め込むのではなく、「努力」も負に含まれます。努力という「負」を先にたくさん積んでいれば、あとにくるのは「正」だけなのです。
お守りなどを頼りにして努力もせず幸せという「正」を得た場合は、その幸せはもろく、やがて負を経験することになるでしょうが、努力を積んで得た幸せは強固で、決して簡単には失われません。
このことを理解すれば「負」をむやみに恐れなくなります。
「正」が来るのを楽しみに待ちながら、努力という「負」を積みましょう。
以上がその内容です。
「寄付」や「努力」などを自ら実践している人は、負という名の不幸はもう来ないのです。
もし来たとしてもそれを不幸だとはと思わない意識を持っているはずです。
以前「三年峠」という話をこのメルマガで書きましたが、出来事のとらえかたはあなた次第だということですね。
精神世界の話が流行していて、念じていれば願いはかなうとか、ありがとうだけ唱えていたら幸せになれるとかの話がありますが、その本質の意味を理解せず、成功法則といわれるものをうわべだけやってみて、なんだ幸せになれないじゃないか、といっている人が最近よく目につきます。
必死で働いているアリの横で、キリギリスがお経のようにありがとうと唱えていて、アリよりも幸せになれるなんてあり得ません。
人生の終わりには、プラスマイナス帳尻がすべて合うと言われていますが、私もまったくの同感です。
どうすればいいのでしょう。
そう、目の前にあるあなたがやるべきこと、それをやればいいんです。
そして、幸せになるための布石。
つまり負を自ら行うチャンスが、あちこちにありますよ。
ほら、お店のレジの前にも箱が…。
恵まれない人、困っている人の笑顔が見えませんか?
ぴあの屋ドットコム 石山
※レジの前の寄付の箱という表現はたとえです。