そういえばそろそろドラマ坂の上の雲の第二部が放送されるんだなぁとこの前本屋へ行ったときに、その特集の本が置いてあったので思い出しました。
第一部が面白かったので今回も見ようと思ってます。
昔、原作を読んだことがあります。結構な長編だったので読み疲れたのを覚えてますが、読んで良かったと思えた作品でした。
今、野球が好きな正岡子規を思い浮かべて、今日の日本シリーズどっちが勝ったのかなぁと思いました。
スポーツニュースでも見ようかな。
先日納品したディアパソンピアノの鍵盤の上りが悪いというご連絡をいただいて
さっそく無料修理に伺いました。
納品後にはよくあることで、京都の倉庫の温度湿度の環境と、お客様の自宅の環境がちがいますので、
どうしても、木材が湿気を吸ったりしてふくらんで、ひっかかったりするのです。
それをきちんとご説明していないと、買ったばかりのピアノが不良品なのではないかと
クレームになってしまいます。
今回も、ドの音だけが上りが遅くなっていました。
すぐに圧縮して10秒で修理完了!☆
でも、ほかの鍵盤も同じ症状があとから出たらこまりますから、
全部の鍵盤を再度調整することにしました。
そこで登場!
写真のお子さんたちです。
鍵盤を外す作業を手伝ってくれました。
男の子は黒鍵担当。女の子は白鍵です。
終わりの方には、鍵盤をはめるのも上手になりました。
こんな経験はめったにできません。
故障してよかったのかな。
男の子はまだピアノを習っていないそうですが、
たとえ1年でも習うといいですよ。
人生においてものすごいプラスになるはずです。
さらに女の子にモテます。
あのヨン様もピアノ弾いてましたしね☆
☆まーちゃん☆
東京のジャズピアニストの方から下記のようなメールがきました。
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はじめまして、私はジャズピアニストの河野康弘と申します。
ピアノの再生活動をしています。
東京の吉祥寺でピアノを提供してくださる方がいて、できたら
首都圏の福祉施設に寄付をしたいと考えています。
まだ寄贈先が見つからない状態です。
ピアノを置いている住宅を11月15日ころに解体することになっ
ていて、ピアノの行き先が決まらない場合は住宅と一緒に解体
して廃棄になります。
ピアノを助けたいと思い相談のメールをしました。
ヤマハの40年くらい前の2本ペダルの木目のピアノで、まだま
だ十分に使用できます。
無償で引き取っていただければ、うれしいです。
連絡をお待ちしてます。
河野康弘HP http://www.ne.jp/asahi/wahaha/wahaha/
地球ハーモニーHP http://www.wahhahha.com
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社会貢献ピアノを行っているぴあの屋ドットコムのHPを見つけられて、上記のように連絡いただきました。
現在、2階に設置してありますので、
関東圏で運送費用が、35000円程度はかかるかと思います。
運送代はご負担ください。
ピアニストの方が、まだまだ使えるとおっしゃってますので、
大丈夫かと思います。
木目も素敵なピアノのようです。
このピアノを欲しい方は、大至急ぴあの屋ドットコムに
ご連絡ください。
どなたもなければ、私のところで引き取りますが、
できれば関東の方が使っていただくのがベストだと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
YAMAHA U3C
製造番号 170135
ピアノのある場所
東京都武蔵野市吉祥寺*-*-**
日々の作業で私が考えることを今日はお話しますね。
たとえばネジを締める場合。
6か所のネジを締めないといけないとします。
1か所づつ、しっかりと締めていっても、
6か所全部を締めると、最初のネジが緩んでいます。
また最初からやりなおしです。
私のやり方は、最初から大まかにネジを締めていきます。
6か所終わったら最初からもう一度締めるつもりでやるのです。
なんどかやっているうちに、全体が均等に締まっていきます。
それでいいのです。
最初から、完璧にやろうとしても無理がかかります。
これがバランスということです。
全体をみて行動するということ。
それでは、お茶を急須で6つの湯飲みに入れるとします。
最初の1杯めから満タンに入れると、6杯目の湯のみのお茶がとても濃くなってしまいます。
少しずつ全体が同じ濃さになるように入れていきますよね。
これも分かりやすい例です。
ピアノの調整作業も、最初から完璧に仕上げていこうとすると
結局最後にはやり直しが必要になるものなのです。
初めにざっとやって、70%ほどの出来でとにかくやってしまうことです。
そして、見直して極端にずれているところを直す。
それで80%の出来になって、もう一度ざっと見直して、90%の出来。
このように、全体的にバランスを見て精度を上げていくのが、
結局は早く正確に仕上がるコツなんです。
私は、調律がとても速いです。
調子のいい時には、35分で仕上がります。
通常で45分くらい。
もし、1時間半もかけてやると、私の場合はかえって精度が悪くなります。
バランスがよくないんです。
もちろん耳がつかれてくることもあります。
「今度の調律師さんは時間をかけて丁寧に調律してくれた」、といわれるお客様もありますが、
そういう基準でいうと私の調律は丁寧じゃない、という評価になってしまいます。
かけっこに早い人もいれば遅い人もいる。
調律がゆっくりだから、という基準ではなく、その仕上がりがどうかということが
大事だと思っています。
時間は早くても、私の調律はとても狂いにくいんです。
1年後でもけっこういい状態をキープしていることが多々あります。
もちろん、調律以外の調整や修理があれば時間はたっぷりかかります。
なにがいいたいのかといいますと、時間じゃないんです。
バランスよくいい状態になれば、弾いていて気持ちいい状態になれば
私はそれが一番だと思っているのです。
社員にもいつも言っています。
寸法どおり整備ができたからそれでよし、ではない。
お客さんの立場で、ピアノの前にすわって弾いてみて
いい音がして、弾いていて気持ちいいかどうか。
この意識をわすれたらダメだということです。
なぜ、その寸法にしなければならないのか。
学校で習ったから?
違います。
その寸法で調整することで、弾きやすくていい音がして
お客様が喜んでくれる。
この意識が大切だということなんですね。
10月にものすごい数のピアノが売れたものですから、
社員は遅くまでのこって、一日でも早くお届けできるように頑張っています。
その中で、このような意識を絶対に忘れずに作業を続けてほしいと
思っています。☆まーちゃん☆