今日のリメイク ビフォアーアフターは外装の傷修理です。
実はピアノの修復作業で外装の傷修理が一番時間がかかると思っています。
中古ピアノには音が良くても、外装の状態が良くないピアノは当たり前のようにあります。
でも、見違える様になったピアノを見たときはやはり達成感が違います。
今回は傷の修理前の写真を撮るのを忘れてしまったので、作業工程と綺麗になった外装になります。
まず、傷を埋めて、整形している所です。
この時は削った粉が沢山出るのでマスクは必須です!
下地処理が一番大事な作業で後からだとやり直しをするのに時間がかかってしまいます。
次に形が整えば、塗装に入ります。
他の部分に色が付かない様にしっかりと「マスキング」をしてから塗装します。
塗装後はまだ、表面に凹凸があるので、凹凸を取り、表面を滑らかにする必要があります。
最後に滑らかに表面を研ぐと艶が出て、外装が輝きます。
この後にまだ、細かい粒子の研磨剤で磨き上げてさらに艶を出す作業を行います。
全ての傷修理に塗装作業をするわけではありませんが、ぴあの屋ドットコムではこの様な外装修理をしています。
さすがに新品とまではいきませんが、「新品ですか?」と聞きたくなるくらいまで綺麗にすることができます。
作業自体を見る事は多くないですが、お届けまでにこう言った作業をしてるんですよ。
整備風景を見て、「だからピアノは大事に使うんだよ」と教えて頂いてるお母様もおられました。
京都倉庫に来て頂ければピアノの内部、作業中のピアノ等普段見れない部分を見て頂けますので是非御来店ください。
桐迅