心の窓」カテゴリーアーカイブ

心の窓メルマガ版 39 「最後だとわかっていたなら」

最後だとわかっていたなら

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしはもっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしはあなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしはその一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても
わかってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい…
「あなたを愛してる」と
わたしは伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、

わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そしてわたしたちは忘れないようにしたい

若い人にも年老いた人にも
明日は誰にも
約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめられるのは今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず

もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや抱擁やキスをするための
ほんのちょっとの時間を
どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうしてしてあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと抱きしめよう

そしてその人を愛していること
いつでも いつまでも
大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう

そうすれば
もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

ノーマ・コーネット・マレック 作

これは、10歳で溺死した長男を思って書いた詩だそうです。
家を出る時の笑顔の「行ってきます」の大切さを感じました。
みなさんはいかがですか?

ぴあの屋ドットコム 石山


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心の窓メルマガ版 38 「白血病は治る!2」

白血病は治る!2

昨日送信した、「白血病は治る!」のメルマガは大反響で、本の注文が半日で100冊を超えてしまいました。
全部出てしまっても、他の支部にありますのでご遠慮なくご注文ください。

注文と同時にいただいたご感想に、私は胸がいっぱいになってしまいました。

「友人が白血病であっという間に死んでしまいました。
22才です。
今でもその悲しみを忘れることができません」

「友人の息子さんが急性白血病と診断されて入院中なんです」

「出産のときに臍帯血を提供しました。どこかで役に立っていると思うとうれしいです」

「心の窓を配信してもらってたおかげで、素晴らしい情報を得ることができました。
周りで白血病の人が出ても、教えてあげることができます」

このように、人それぞれいろいろな経験をされているのだなぁと思う反面、健康で生きている自分にできることをやっていかなければならないと心を新たにしました。

では、有田先生がいまどんな活動をされているのかと申しますと、医者の手の届かない範囲の支援なのです。

臍帯血をつかった白血病治療で素晴らしい成績を上げている病院が東京や神戸にあります。骨髄移植で型の合うドナー待ちをしなくても、臍帯血は完全に型が合わなくても大丈夫なケースが多いのです。

しかし、そこへ入院すれば助かる可能性が格段の上がるのに、家族の仕事の都合や、地方の方は交通費など費用の面で断念する方がとても多いのが事実です。

また、白血病が治って退院しても、車のエアコン口から吹き出るカビや家の中の菌のため、完全消毒しないと感染症にかかってしまうのです。

そして病院に逆戻りし、結局白血病ではなく、感染症で亡くなってしまうことが多いことに悲しみをもった有田さんは、退院後、感染症にかからなくするための施設を患者さんに利用してもらう活動を始めました。

退院後、その病院の近くのホテルなどと提携して1泊1000円で宿泊できるのです。実際にはもっとかかっているのですが、それを全額寄付でまかなおうとしています。

その部屋には、EXA社から寄贈された高性能の空気清浄機が設置してあり、体の免疫力があがるまで、安心して過ごすことができるようになりました。

EXA社は自立支援としての社会貢献をうたっていますので、2年目からは完全に一般市民からの支援だけで自立していきたいと有田さんは考えています。

素晴らしいことですね。先日有田さんにお会いした時に、こんな話をされていました。

「若い女性が白血病にかかって退院後、このホテルで療養しているの。
そこへ彼氏が泊りにくるんですよ。
これっていいとおもわない? 生きる希望がわいてくるよね」

私たちにできることは、そのサポーターになることなのです。詳しくは、本をお読みくださいね。

ぴあの屋ドットコム 石山


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心の窓メルマガ版 37 「白血病は治る!」

白血病は治る!

縁あって、私は白血病患者支援のボランティア活動をしています。

「NPO法人さい帯血国際患者支援の会」

これがそのホームページです。

不治の病といわれ、若い人に多く発症し、大切な人が突然いなくなってしまう悲しい病気、白血病。

その患者を救うために、骨髄バンクと、さい帯血バンクを立ち上げた女性がいます。
有田美智世さんという普通の主婦の立場でありながら、多くの権力者と戦い、このボランティア活動の中から多くの患者を救ってきた人です。

小泉元首相が厚生労働大臣だった時期にも、大臣室に乗り込んでいって交渉しています。でも小泉さんはよく理解してくれたそうですよ。

すべては、患者を救うため。
それでも、助けているはずの人から非難されることが多々あったそうです。

いつか分かってくれる。
でも私のことは忘れてくれてもいい。
生きてさえいてくれたら。
そんな思いで今も、精力的に活動されています。

今やきちんと対処すれば治る白血病。
でも、でも助かる人と助からない人がいます。
それは、ある事を知っているか知らないかの違いだけだそうです。

以前、有名な歌手が白血病で亡くなりましたね。
これには理由があったのです。
私はその話を聞いて驚きました。

そういうことがあるの?!

ここには書けませんが、その理由を知ったからには、患者の支援に手をかさないわけにはいかない、と私は決心したのです。

有田さんを応援している団体はたくさんありますが、特にこの臍帯血国際患者支援の会に大きな援助をしている団体が、エキスパートグループホールディングスという会社とその創業者が立ち上げた、中川希望塾というところです。

この中川希望塾は、明治の始めに吉田松陰が立ち上げた松下村塾の平成版といえばわかりやすいかと思います。

ここでは、今のおかしくなってしまった日本を、あの下級武士が立ち上がって成し遂げた明治維新のように、政治や宗教、特定の思想団体ではなく、一般庶民が日本を良い方向へ変えていこうというという志を持って学んでいます。

私もその卒塾生です。

私はここで、白血病とその治療に最大の効果を上げている臍帯血のことを知りました。

赤ちゃんのへその緒からとれるわずかな血液で骨髄の10倍の効果を発揮するという事実を知り、そして、いったん治ったはずの白血病患者がまた再入院して亡くなってしまうケースがある理由も知り、それを解決する方法があると聞いたのです。

これらのことを皆さんにもぜひ知ってほしいと思い、ここにご紹介させていただきました。

先ほどのHPにも紹介が出ていますが、その有田さんが書いた本が出版されました。
これを読めば、皆さんの知らなかった世界が、一部ではありますがわかると思います。

ぴあの屋ドットコムのサロンに150冊ありますので、ご希望の方には1冊500円でお分けします。
ご希望の方はお申し出ください。
売上は全額患者支援に寄付いたします。
郵送もしますので、私にメッセージをくださいね。

あなたの身近な人がいつ白血病になるかわかりません。
そんなとき、この情報を知っているのと知らないのでは大きな違いが出てくるように思うのです。

そしてすぐにSOS下さいね。
この本を書いた有田さんに必ず繋ぎ、なんとか救うことができたら、と思っています。

さらに、このHPで募集している支援サポーターにもなっていただければ嬉しく思います。

今の自分には関係ないと思うのではなく、たらいに浮かべた落ち葉のように、愛を先に向こうへ押してください。

そうすれば、必要な時期には、その落ち葉はちゃんとあなたの元へ戻ってきますよ。

私はいつもそう信じています。

ぴあの屋ドットコム 石山


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心の窓メルマガ版 36 「心の手足」

命中村久子さんという方の自伝小説があります。

中村さんは、飛騨高山で生まれ育った手も足も無い身体障害者です。
明治32年ころの出来事です。

中村久子さんは、満2歳と10ヶ月の時、左足の甲が紫色に変わってきました。
どうせしもやけだろうと親はほっておいたところがだんだんひどくなり、そのうち「あんよがいたいよう」とあまりに泣くものですから、両親が医師にみせたところ、「突発性脱疽」という病気で、両足とも切断しないと命の保障はないといわれました。

両親はたいそう悩んで、切らずになんとか治してほしいと、懇願しながら決断できずにいたところ、こんどは両手にそれが転移してしまい、手の下しようがない状態になってしまいました。

ある日、けたたましく泣く娘に両親が駆け寄ってみると、白いものが転げています。
左手首がぽっきりと包帯ごともげて、落ちていたのです。
これをきっかけに、全部の手足を切り落とす手術が行われました。

お父さんはこの子をとにかくかわいがりました。
しかし、手足の傷跡が痛んで毎日夜泣きをします。

近所に迷惑がかからないよう、毎晩おぶって夜中外を歩きつづけました。たたみ職人であるお父さんは、このままじゃ仕事にならないだろうからと、親戚からこういわれます。

「見世物小屋なら引き取ってくれるだろう。売り渡したらどうだ。」

明治というこの時代は、このような時代だったのですね。

ある日、突然夜中にお父さんから揺り起こされ、「ひさ、父様(ととさま)が乞食になっても、死んでもけっして離さないよ」と、語った直後、その晩お父さんは39歳の若さで亡くなってしまいました。

近所の友達からはいじめられ、外に遊びにいくことも出来ず、もちろん学校にも通えず、いつもお人形相手に遊ぶしかありませんでした。

「あんたはお手々もあんよもあっていいね。そのお手々、私に貸して頂戴な」。

無心にそのお人形に頬ずりする姿をみて、お母さんはどんな気持ちだったでしょう。

さらに、こんどは目が見えなくなってしまいました。
手足も無い、目も見えない。この先どうやって生きていけばいいのか。
ある日、お母さんはこの子を抱いて、滝に向かいました。
「ゴォー」とうなる水の流れにおびえてなく我が子をみて、母は我が家に引き返しました。

その後、目は再び見えるようになりました。
お母さんは、このままではいけないと思ったのでしょう。
毎日毎日、あらゆることが自分でできるよう、厳しくしつけるようになりました。

手取り足取り教えるのではありません。
なにも手伝わないのです。
自分でできるまでやらせるのです。
食事もそのままお椀に口をもっていって食べようとしました。
周りの子供がはやしたてます。

「わーい、犬みたいだ」。

自分は犬じゃない、人間だ。

そのくやしさからついに自分で工夫をしながら、脇にはさんだお箸で食事までできるようになりました。
さらに針しごとからなんでも自分でできるようになりました。

トイレの掃除も、口に雑巾をくわえてします。
母の厳しさは、この子が一人で生きていけるように願う本当の愛情だったように思います。

しかし、大人になり、「だるま娘」という名で見世物小屋で働き始めました。この時代の障害者の生きていく道は、当時はこのような方法しかなかったのでしょう。

その後、結婚して子供を産み育てます。しかし連れ添った夫も早くに亡くなり、子供も亡くなりました。
これもか、これでもか、と不幸が襲います。
そんな時に、ヘレンケラーとの出会いがありました。

中村さんがヘレンケラーに会った日、足には粗末なアルミニウムの義足をつけていました。
その冷たい足に触れたヘレンケラーは、中村さんの足下にそのまま崩れ落ち、彼女を抱きしめると、

「私を世界の人たちは奇跡の人と言うけれど、あなたこそ、真の奇跡の人です」

と言いました。母親のしつけのあまりの厳しさに、恨みこそすれ感謝の気持ちなど抱いたこともなかった中村さんが、このとき初めて泣いたそうです。

ヘレンケラーからほめられて嬉しかったのではなく、気が付くのが遅すぎたことへの悔し涙でした。
感謝の気持ちを伝えられないままに、すでに母が先立っていたからであり、恩返しも出来ないことへの情けなさであったといいます。

中村久子さんは、年老いて里に帰ったとき村の住人に再会しました。
あのとき子供だった人もみんな老人です。
懐かしそうに話し掛けてきます。

でも、その顔を見ると50年以上も前に、その老人が自分を冷やかしいじめた時の姿が鮮明に浮かび上がってきます。
いじめた本人は、そんなことすっかり忘れているのでしょう。
でもいじめられた方は、50年以上経ったいまでも忘れることが出来ないのです。

中村久子さんは、この恨みの思いは神仏の心に反する、と強く自分を責めておられます。
でもそれが、人間の姿なのでしょうね。

中村久子さんは昭和43年に亡くなられましたが、この自伝小説は、私に人間の本当の生き方を教えてくれました。

贅沢な今の時代にこそ、このような時代を生き抜いてこられた中村久子さんのことを知って欲しいと思います。
きっとこれからの生きる糧となると思いますよ。
この本を読んでから、私はどんな困難がきてもこう思うようになりました。

「私には手も足もあるじゃないか。なんだってできるよ」

ぴあの屋ドットコム 石山


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心の窓メルマガ版 35 「目標」 

目標

あけましておめでとうございます。

新たな年が始まりました。
年度の初めにあたり、皆さんも今年の抱負や目標を胸にいだいてスタートされたことと思います。

えっ、目標をまだ決めてない?
実はそんな人も多いでしょうね。
それでは、なぜ目標設定が必要なのかをお話ししましょう。

イメージしてくださいね。
あなたは、豪華客船に乗っています。
ある日氷山にぶつかって、船は沈没。冷たい海に投げ出され、救命ボートに乗って助けを待っています。
そこには3日分の食糧しかありません。まわりは霧に覆われてなにも見えません。
まわりの乗客も途方にくれています。助けにきてくれるのだろうか。
陸地は近くにあるのだろうか。みんなだまって救助を待っている状態です。

2日経ちました。救命ボートはまだだれも見つけてくれません。
そんな時に、一瞬風が吹いて霧が晴れ、遠くに灯台の光が見えました。

「あそこに陸地があるぞ!みんなでオールを漕いで行こう!」
この瞬間、乗客全員の心に希望の光がさしたのです。
そして食糧はあと1日分。期限は1日。
目標はあの灯台。心を一つにした乗客たちは、全員で協力して陸地に向かったのです・・・。

私が勝手に作った物語ですが、みなさんが何かをやろうと決心しても、目標を決めていない状態が、救命ボートに乗ってプカプカと浮いているのと同じ状況なのです。これでは前に進むはずはありません。

そして目標を設定するのと同時に必ず期限を決めることが必要です。
この物語では、あと1日で灯台に到達しないと、食糧がなくなってしまいます。

年初にあたり「今年はこれをやろう」と決心された時、目標を決め、期限を決める。これができて初めて、その方向へ進み始めるということをご理解くださいね。

そして、できるだけ詳細にイメージを持つことも大切です。
目の前にその映像が浮かぶくらいイメージを持つのです。
達成した時の笑顔の自分の姿が鮮明にイメージできれば、もう達成したのと同じです。

そしてもう一つ、前に進む時に「感謝」の心があると、その目標は数倍も早く成し遂げられるのです。
つまり、人を蹴落としてまで自分の目標を達成しようとする心や、人と比較した(他人を基準とした)目標設定は、うまくいかないのです。不思議なものです。

私は、今年はピアノ事業と、新しく始める通信事業で、大きな目標を立てました。必ず成し遂げます。
自分との約束は守りたいと思っています。

ぴあの屋ドットコム 石山


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