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心の窓メルマガ版 4 「入社試験」

入社試験

私はよく講演で「入社試験」というお話をします。今日はそれをご紹介しましょう。

ある社長さんが入社試験をします。
その会社では社長が直接面接をするのですが、二つの質問をするだけだそうです。
一つ目は「あなたはお母さんの肩たたきをしたことがありますか?」。
ほとんどの人はそれくらいありますよね。

そして二つ目の質問が「あなたはお母さんの足を洗ったことがありますか?」。
さすがにこれはなかなかありません。
そこで社長がこういいます。
「お母さんが健在であれば3日以内にお母さんの足を洗ってきてください」。

「3日以内に母親の足をあらってくる?それからもう一度面接する?へんなこと言う社長だな」と思いながら、入社試験を受けているある若者は家に帰って母に言い出したいけどなかなか恥ずかしくて言えません。
でもそれをしないと次の面接を受けられないですから、2日目の夕方に「母さん、ちょっとこっちへ来て」と縁側に母親を呼びました。

「母さん、今受験している会社の社長が母さんの足を洗って来いって。ちょっと足貸して」とたらいにお湯を汲んできて、恥ずかしそうに足を出してくれた母親の足を鼻歌まじりに洗いはじめました。

母親の足を洗うとこの会社に入社できるぞ、という気持ちで鼻歌でも出てきたのでしょう。
ところが、右足を洗い終わって左足を洗いはじめたとたん、その若者の手の中に、あまりにも荒れてひび割れた母親の足を見たのです。

幼い頃に父親を亡くし、女手ひとつで自分を育ててくれた母親の今までの苦労をその手に感じたとき、感謝と申し訳なさで胸がいっぱいになって「母さん、長生きしてくれよな」の一言しか言えず、初めて自分に優しい言葉をかけてくれた息子の言葉に嗚咽する母親の涙が、洗い続ける息子の手に落ちてきたのです。

次の日、再度面接におとずれた若者に社長はこういいました。「君はお母さんの足をあらって何か気付きましたか? 今まで君は決して自分一人の力で大きくなって来たんじゃない。いろんな人の支えがあって成長してきたんだ。そしてこれからは、社会人になって、お客様同僚をはじめ、たくさんの人のお陰で仕事や生活ができる。それに感謝する気持ちを今知ってほしい。君がお母さんの足を洗って気付いたこと。それが一番大切なことなんだよ」。
そしてこの若者は入社試験に合格しました。
この話は実話です。感謝を知るということは、あなたの魂を磨くことになるのです。

以前、私が福岡でセミナーをしたときに、仕事で大切なことは感謝の心を持つことなんですよ、という意味をこめてこの話をしました。
それを聞いたある女性が、その後本当に自分のお母さんの足を洗ったそうです。やっぱりお母さんの足はヒビやあかぎれでボロボロでした。
涙を流して「お母さん、私をこんなにまでして育ててくれてありがとう」と言ったそうです。
そのときに年老いたお母さんはこう言いました。
「○○子ちゃん、ありがとう。でもね、いま洗ってくれているのは足だけど、いずれ私が動けなくなったときには、全身を洗ってね。そのときには宜しくね・・・」。
高齢化社会はすぐそこまで来ています。。。

母が自分をボロボロにしても子を守り育てるというのは「愛」そのものですね。子供が大人になったからさあ元を取ろう、などという母親はまずいないと思います。子供が幸せになってさえくれたらいい、というまったくの無償の愛を与え続けるのが母親なんです。当たり前と思っていることが当たり前ではないことを気付いて、その恩を次に送りませんか?

あなたが感謝の恩を二人の人に送ることでそれが連鎖して行ったとき、33回目に世界中の人が幸せになっていくのです。

恩返しは当然ですが、「恩送り」はもっと大切なことですね。

ぴあの屋ドットコム 石山

ご感想をいただきました

Nさん:
恩送りそれっ絶対いいですね。
私も今ある自分を毎日感謝の心で、みつめてます。
この気持ちを、皆に、送っていきたいです

Oさん:
恩送り、ペイフォワードですね。
母親の足を洗ってあげる前に、母は亡くなってしまいました。
本当に生んでくれて、この世に送り出してくれただけでも感謝します。
もう私は、息子達に、足を洗ってもらう歳です。
さて、家の息子?私の足、洗ってくれるでしょうか?
外反母趾でもないし、ひびも割れてないし、
爪にはペディキュアだし、
もうちょっと、苦労している足にしておかなくちゃ

Hさん:
以前石山さんの講演を聞いたとき、魂を磨く話は本当に心を動かされました、特にお母さんの足を洗う話は泣けました、少し前に、お母さんの足をマッサージしたときがありまして、そのときは、カサカサやからクリームでも塗っておいたら!と言った自分が情けなくなりました、お母さんの苦労も感じられず自分勝手な自分が見えました。帰り道の車の中でも思い出して泣けてきました、あとアフリカの子供の話など、日本では100万円なんか大した額じゃないみたいな変な社会、しかしアフリカでは多くの子供達を救えること、たった一杯のスープの大切さ、日本ではマズイから平気で捨ててしまう社会、もちろん私も魂は汚れて砂粒だらけです、しかし本気で明日から魂にたまった砂粒取りしていきます。

Cさん:
いつも、いつもありがとうございます。久々、生きたコトダマに触れ、思わず涙しました。お陰様で身も心もスッキリ。ありがとうございます。感謝、感謝、感謝です。

Nさん:
石山さん。いつも こころ温まる『心の窓』ありがとうございます。今日のメール、以前石山さんからお話聞いて涙したこと、覚えています。
今日も 心にジンと来ました。日々 沢山の恩恵の中に生きている事 本当に感謝を忘れずに生きなきゃと思いますね。石山さんの温かな心が伝わり 私まで温かくなります。ありがとうございます。

Tさん:
【入社試験】読ませていただきました。ありがとうございます。感謝の心が1番大事ですね。当たり前のものを失って感じるのではなく、あるうちに気が付く心、気付かせる事が出来る事が本当に幸せな事ですね。あの社長、素晴らしいですね。社員、幸せですね。

Aさん:
読みあげるうちに胸があつくなり涙が溢れました。無償の愛って奥深いですね私には二人の子供がいますが、自分の我欲の方が先に立つ時があり反省することばかりです。生まれてきてくれただけでありがたいのに・・〓〓〓いつも楽しみにしてます。これからもよろしくお願いしますm(__)m

Wさん:
いつも、本当にありがとうございます。思いに留める事によって、自分を磨く事ができます。少しずつの努力です。「入社試験」のお話、ちょうど考えていところだったので、びっくりしました。本当に働く気の人に出来るかどうか試すのに使おうと思っていました。他の人に親に優しくできる人は、仕事もできるからです。次回、楽しみにしています。

Kさん:
いつも素晴らしい心の窓のメール下さりありがとうございます。私には今は母は居ません。しかし入社試験のメールを読んでいると何故か涙がいっぱい出て来ました。天国のおふくろに、ありがとう!と心で叫びました。

Bさん:
辛いときこそ 感謝の気持ちを忘れずにいたいです。生きているからこそ出会いもあります。心の窓いつもゆっくり何度も読ませて頂いてます。ありがとうございます。

Iさん:
石山さんのお話しは地元で何度か聞かせて貰い、DVDも持っています。だ~いフアンです。年は63才だけど…ボランティア精神(まだ大いに自分の為) や 優しく親切をモットーに を日々心掛けています。なので 石山さんのメールも大変大変 参考になり有り難く拝読させてもらっています。このお話しは以前聞かせてもらいましたが、今日もまた再度 涙・を流しながら… メールを頂いた日は仕事の後で、友達と車の中で1日の反省をしながら…メールを見せてあげています。メールを見て感動してもらえる人、良い仲間を見つけることが出来 感謝しています。これからも楽しみにしています。

Kさん:
いつも いつも 心に染み入る メール有り難く受けております。石山さんから発信される言葉が私達本来忘れ欠けようとしている 事だと つくづく思っております。欲・は捨て 得は積むように神様は人を作ったのだと思ってます。そのように人生をおくれたら、ストレスなど感じずに和やかな生活を楽しめますよね。お金持ちになりたいのではなく、人助けをやりたいのです。この世に生まれた限りは・・・

Sさん:
私は8歳の時に父が他界し、それから母が育ててくれましたが、その母も12歳の時に他界しました。母が他界するまでの数年間私は反発ばかりしてきました。足を洗ってあげるどころか洗ってもらう方でした。肩もみもたった一回だけです。ですから母の足がどんな足をしてたのか知らないんです。今自分が母になって初めて母の苦労を分かり始めてきてます。 他界してから母を尊敬するようになりましたから一番尊敬してる人は誰?と聞かれたら『母』と言ってます。しかし会社の社長の面接試験の方法は実に素晴らしいですね。会社の鏡、社員の見本ですね。涙が止まりませんでした。
『母』…この言葉を聞くだけで涙が出て止まりません。お墓参りもなかなか出来ずにいますが、常に感謝の気持ちだけは持ち続けたいと思います。

Hさん:
毎回感動して、友達に教えてます〓友達も「あ~そうだよね~」と言ってくれて、ありがとうがいっぱいですょ〓
私も気づきがあって感謝してます!
本当に大切なことはなんなのかを教えて頂いているメールですね〓
おもいやりの伝わるメールありがとうございます~〓

Pさん:
只今のメールを見させて頂き母親の横に座っているにもかかわらず涙が止まりませんでした。80才の母親の介護でやっと親のありがたみがわかり初めている所です。若い内に足を洗ってあげていたらもっと早く親孝行出来たのでしょう。今まで心配かけた分取り戻どそうと思います。

Sさん:
石山様 何時もお世話になっております。「心の窓」が届くのをいつもこころ待ちにしています。
拝読しているうちに、目頭に涙が一杯浮かんできました。私の両親は九州に住んでいますが、肩を叩いたり足を洗ってやった記憶が無く、恥ずかしい思いでなりません。両親が年寄りだけに電話で様子を聞くのですが、その度に今年80歳にる母が53歳の私に身体は大丈夫かい・?家族みんな元気で変わりはないかい・?何時もそれが気掛かりたい・と、自分の身体の事はさておいて心配してくれています。この歳になって、親に心配をかけている自分が恥ずかしい限りですが、母親の声を聞くたびに、幾つになっても母の愛情を身に染みて感じている自分です。
私に出来ることはせめて毎朝仏壇に手を合わせて、仏様に両親が一日も長く生きられますようにと祈るばかりです。それが私なりの親に対する感謝の気持ちですが・・。今日も感動し心が洗われる思いでした。ありがとうございました。

Hさん:
私は おふくろに 心配ばかり かけている ごめんね でも 一生懸命頑張っているつもり 親孝行ができるのは あの世に いってからかも しれない

Hさん:
いつもメール頂いて返信もせず.ごめんなさい〓
感謝しながら.娘や友達に転送しています〓
今日のは自然に涙が出て来てとまりませんでした〓つい先日.母を無くしたばかりで…〓足を洗ってあげればよかった〓
いつもありがとう〓

Kさん:
いつもお世話になりありがとうございます。・メルマガ「心の窓」をいつも楽しみしています。
この情報をみんなで共有し[心が癒されて]いることに感謝します。
亡き父が生前…入院中にお風呂にも入れず、看護士の方から許可を貰って 両足を洗ってあげた…あの、 父親の顔が今も鮮明に覚えています。 痩せ細った足 自然と涙が出てきました。 今日、石山さんのメルマガを読み礰改めて忘れてはいけない記憶
感謝でいっぱいです(..;) ありがとうございます。

Cさん:
私モドキに心温まるお言葉をありがとうございます。今朝のメールで改めて母や今まで縁のあった方々へ思いをいたしました。私は母を亡くして早、九年になりますが、この歳になってようやく、生かされているありがたみが解るようになれました。二十数年前の私の結婚式で叔父が送ってくれた詞、母は十人の子を養えども子は一人の母をも養えず。を思い出しました。ありがとうございます。

Yさん:
今回の「入試試験」は涙が出ました。これを伝えようと、親類にも送りました。普段は返事も来ない者からも「何度読んでも泣けた」とメール頂きました。

Nさん:
素晴らしい話しで胸が熱くなりました。
僕はまだ独身の身ですが、母の愛や両親の愛と言うのは本当に大きな物だと実感しております。無償の愛、見返りを求めない愛は本物の愛情だと心より感じました。

Gさん:
いつもありがとうございます~入社試験を読んで涙している56歳私です~早速知り合いにも転送しました~母の顔を見に行ってきますありがとうございます~

Glさん:
いつも、すばらしいメルマガをありがとうございます。広島に住むものです。
今まで、精神世界の本や心に関する本をいろいろと読んできて、少しづつ
行動にうつしてきました。
しかし、最近また停滞気味で、なにか壁を感じておりました。
「そうじ力」の本も読みましたが、行動にまではつながりませんでしたが、
石山さんのメルマガは、なぜか心に響きます。
このような話は他にもメールで配信してもらっているのですが、不思議です。
「運気を上げる人 落とす人」では、すごく心に感じることができ、
『運気を上げる人は、「ため込まない人」』の言葉で眼が覚めました。
お金もコツコツ貯金しておりましたが、今、少しは生活に余裕ができましたので、
私にとってはかなりの大金を、あるところに寄付できました。
これも石山さんのメルマガのおかげです。
石山さんの言葉は、精神世界と違い、なにか心のこだわりや、執着のようなものを
とっていただいているようです。
私の好きな言葉です。いただくものは「ありがとうございます」といただき、さしあげるものも「ありがとうございます」とさしあげる。
寄付させていただくことによって、私が心豊かにさせていただいているのですね。
これからも、すばらしいメルマガを、よろしくお願いいたします。

Tさん:
大切なお友達に転送させて貰いましたm(__)m
メールを読んで愚かな私はたくさん たくさん 涙しました
頂いたメールを息子にも読んで貰いました
息子の感想は後で直接話します。涙がとまりませんでした。

Uさん:
石山さんよりいただいたメールの、面接のお話し
お母さんの足を洗う・・・・・
先日姪の結婚式があり親戚代表の祝辞を頼まれました。
いろいろと祝辞を考えていましたが、石山さんからいただいたメールを印刷して、感謝という言葉を贈ることにしました。
話が終わった後、わざわざ私の席に来てすごくいい話を聞かせてもらったと涙ながらにお礼を言われた方もあり、又沢山の人から涙が出たよといわれました。本当にいいお話をありがとうございます。石山さんのおかげで、すばらしい1日を送れたことを感謝します。


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心の窓メルマガ版 3 「運気を上げる人」 

運気を上げる人 落とす人

壊れた椅子が一つあります。捨てるのはもったいない、と倉庫に片付けてその後、その椅子の存在を忘れてしまうこともありますね。でもこれは、その人の運気を落とすことになるのです。

椅子はふつう木でできていますね。木は命あるものです。木はその命を捨て、人に座ってもらうために椅子として生まれ変わりました。しかし、壊れてしまった椅子は、もう椅子として使われず、倉庫で蜘蛛の巣が張っている状態になったわけです。

木は椅子として使ってもらいたいのです。そのために死んだのです。でも人間の所有欲のために、その命が生かされない状態が続くわけです。それなら次のチャンスが欲しいと木が思うのは当然でしょうね。人は何をすればいいのでしょう。そう、修理をして使うか、リサイクルに出して使ってくれる人を探すか、または燃やしてしまうことです。

再利用ならわかるのですが、なぜ燃やしてしまうのでしょう。それは、木を燃やすことで二酸化炭素や灰として転生し、再び木々がそれを吸ったり灰を栄養としてその命が循環するからです。その命の循環(輪廻転生)を人間が止めてしまうから、運気が落ちるのは当然だと思います。

つまり逆にいうと、運気を上げる人は、「ため込まない人」なのです。ストレスはもちろん着なくなった洋服でも、すべてのものをためこまない人なんですね。特に私の場合は、「脂肪」を溜め込まないように気をつけたいと思っていますが、これはなかなか難しい問題です(笑)。

もったいない、というのは日本人の美徳ではありますが、有効に使ってこそ「もったいない」が生きてくるのであって、利用せず溜め込むだけの欲望は捨て、命を循環させるために捨てる勇気をもつことも、実はとても大切なことなのです。

そして使わないお金を有効利用してもらうための「寄付」(社会貢献)は、最も運気を上げる方法であることを知っている人は少ないかもしれません。そんなことをするくらいなら自分に利益が欲しいという人は、この宇宙法則を知らないのです。もしこれを理解されたら今後の生き方が一気に変わってくるでしょう。社会に貢献している企業が伸びていくのは当然のことですが、「見返りを求めた」寄付や社会貢献は逆に運気を下げてしまいます。ギブアンドテイクではなく、ギブアンドギブです。

お釈迦さんが弟子にいいました。托鉢に回るなら、お金持ちではなく貧乏な人のところを回りなさい。

この意味はわかりますね。貧乏から脱出させる最善の方法をお釈迦さんは知っていたのです。

※メルマガ「心の窓」は、特定の思想・宗教などを奨励するものではありません。転送は自由です。(現在のメルマガ登録者数 1114名)

ぴあの屋ドットコム 石山

ご感想をいただきました

Oさん:
反省しきりです。
着ない服の山です。
タイの孤児院へ行く時は、カバンいっぱい持って行きます。
運気をあげる為に、家の要らないものをリサイクルさせようと思いました。

Mさん:
感動です。
その通りですね。
大多数の人は宇宙の法則を知らずに自己の欲望のままに生きています。
運気が上がらないのはその為かも知れませんね。
石山さんの「例え話」はとても分り易いです。
言葉だけでなく「タイの貧困児童の為に使って」と残ったバーツを寄付して頂いた行為は、自ら実践されている姿そのものです。

Kさん:
いつもながら心にしみこむ様なお話ですね!
私もいろんな物を溜め込むほうで、確かにその分お金は貯まらず、運気もあがっていないのは確かです。
自分の周りを見渡して、改めたいと思います。

Sさん:
毎年の目標の一つが、整理整頓なのですが…、このメールを読んでいて気付きました。
整理は捨てること、心を整理すること。目標達成の手段の一つであること。
捨てる(執着を)心が大切なんですね。心に決めて、実行してみます。


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心の窓メルマガ版 2 「生きることは捨てること」

「生きることは捨てること 捨てることは生きること」

木の枝が半分折れて風に揺れています。秋が来ました。緑の葉っぱは徐々に色づき、やがて木からはなれて落ち始めました。枝が生きているからこそ、葉を落としそれが土に還って木々の栄養として吸い上げられ、やがて葉として再び生まれ変わるのです。

ところが、折れた枝に付いた葉はいつまでも落ちません。他の葉は全て落ちてもいつもまでも枝に付いたままです。つまり、死んだ枝は葉を落とすこともできないのです。生きているからこそ、葉を落とすことができる。それは次へのステップのためなのです。

人間は、いつまでも自分のものを離そうとしません。一旦得たものはいつまでも所有したいという欲望があります。これを執着といいます。コップの水が半分に減らないと、新しい水をそそぐことができないように、手を離さないと新しいものは得ることができないのです。

面白い実験があります。サルを捕まえることはカンタンだそうです。手がやっと入る箱の中にバナナを入れておきます。サルはそれを取ろうと箱の中に手を入れます。しかし、バナナをつかむと手が引っかかって抜けないのです。サルは必死にそのバナナを取り出そうとキーキー言っていつまでも離そうとしません。そこを後ろから歩み寄って頭に袋をかぶせて捕まえるそうです。

人間も同じことをしていませんか? この世に自分のものなんて一つもありません。自分の肉体だって最後にはリン酸カルシウムやCO2となって地球に返さないといけないのです。いつまでも古いものにしがみついて離そうとせず、新しいチャンスを逃していませんか。

唯一自分のものといえるものは、あなたの「心」です。その心は汚れていませんか。人生が終わったとき、汚れたままで帰っていってもいいのですか。せっかくこの世に生まれたのですから、きれいにして帰りたいと私は思います。

「ありがとうと言われる人生」は、どんな「物」を得ることよりも大きな喜びを得ることができます。さあ、これから一緒に魂を磨いていきましょう。

※このメルマガ「心の窓」は、特定の思想や宗教を奨励するものではありません。転送は自由です。

ぴあの屋ドットコム 石山

ご感想をいただきました。

Oさん:
心に残る、染み入るお言葉を頂戴しました。
僕は、お気楽で何も考えてないですが、ありがとう、は言っても言われても良い、人間の姿ですね。「どうも」だけの挨拶、絶滅運動!? 大げさですが、どうも、のあとの言葉を大切にしていきたいものです。

Kさん:
私も、これからもっともっと心を磨いていくつもりです。
私の、座右の銘というか心のあり方は石山さんから伝授していただいた、『うんこと蝿…』花になるよう心掛けているつもりです。
「このやろう~」とか「どうして、こんな事に…」と思ったとき、いつも『うんこになっちゃ、だめ』と自分に言い聞かせながら、日々過ごしております・・・
またまた、心にしみるお話ありがとうございます。

Aさん:
生きることは捨てること。昨日日曜日掃除しながらメール読ませて頂きながら、捨てられない悲しさを痛感しました。ああーなにもかもすっきりしたい今日この頃です。素敵なメールありがとうございました。


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心の窓メルマガ版 1

心の窓メルマガ版

メルマガの配信をしております。タイトルは「心の窓」。
これからこちらにも転載していきたいと思います。
内容をバージョンアップしているところも多々ありますから、メルマガ受信されてる方も2度楽しめると思います。

どんな内容かといいますと、「心」の部分にスポットを当てて、それを理解しやすいようにたとえ話などに置き換えたり、メンタルな部分を深く解説して、その実践方法や気持ちの持ち方を説明しています。

さらに、スピリチュアルな部分にも踏み込んでいることもありますが、私の個人的な考えですので、すべてが正しいと思わないで下さい。100人いたら100人の考えがあることは当然ですからね。

転載も自由ですが加筆修正せず、配信者名もふくめてそのままコピーしてください。

それでは次号からお楽しみに!

ぴあの屋ドットコム 石山雅雄

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心の窓 52.一つのお願い

一つのお願い

私は中学1年の頃から視力が急激に落ち始めました。
バレーボールをやっていましたので、メガネでは危険なため、すぐにコンタクトを使用するようになりました。12歳から44歳までですから、なんと32年間コンタクト生活です。

旅行にいくときは、コンタクト用品を一式いつも用意しないといけませんし、用意せず外泊することになったときには、そのたびにコンビニで保存液を買わなければなりません。

また、寝不足の時には目が充血した状態でコンタクトを入れるのは、ちょっと辛いものがあります。最近は使い捨てのコンタクトがありますが、費用はけっこうかかりますよね。

なによりも、就寝中に大地震がきたら大変です。0.1の視力のまま、脱出しないといけませんから。

そんな不安をかかえながらその頃からずっと思っていたことがあります。
それはもし、神様が一つだけ願い事をかなえてくれるなら
「視力を元に戻してください」とお願いしたいと思っていたのです。
それくらい、目が悪いということは、私にとってはとても辛いものでした。

ところが、最近友人から「石山さん、レーシック手術を受けてみたら?」といわれて、ずいぶん悩んだ末、ついに決心して受けてみることにしました。なかなか決断できなかったのは、目の手術って目の玉をくりぬいて外に取り出してするものだと思っていたからです。元来怖がりの私にとってはそうじゃない、と聞かされてもそれはそれは一大決心だったのです。

そして手術が終わって視力は現在、両眼とも裸眼で2.0。
神様の願いが、手術でカンタンに叶ってしまったのです。

手術費用は188000円。健康保険は適用ありませんが、生命保険から10万円の手術給付金が出ましたので、こんな費用でできるなんて信じられない思いです。

私が受けたのは、品川と梅田にあるクリニックですが、日本でまだ数台しか医療器械がない「イントラレーシック」という手術で、精度が高く成功率99%だそうです。
レーザーをあてるだけでほとんど痛くありませんし、すぐに日常生活に戻れましたので、歯医者に行くような感じでした。友人が割引券をくれたので、安くなって本当にありがたかったです。

みなさんも視力の悪い方、検討してみられたらいかがでしょう。手術が終わって、見えるものすべてが美しい! 感動です!

1万円も安くなる割引券をたくさんもらいました。もったいないからどなたでも差し上げますよ。検査料金もこの券でタダになるみたいです。メールでお知らせくださいね。ここではクリニックから遠い人は、なんと宿泊代の一部も負担してくれるそうです。最近の病院は、まさに至れり尽くせりです。

今、またちょっと成長した私が思うことがあります。
神様が一つだけ願いをかなえてくれるなら、きっとこうお願いするでしょう。

「世界中すべての人の目がよくなりますように・・・。でもメガネ屋さんが潰れないようにしてあげてくださいね・・・」

2006.11


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