リメイク」カテゴリーアーカイブ

ピアノリメイク ~選べる外装作業~ ヤマハグランドG3E

今回はグランドピアノのリメイクのご依頼がありました。

本来は塗り直しの作業などをお勧めする状態だったのですが、ご予算や状態を加味して外装については座った時に見える”前面の目立つ個所”だけ補修する形で作業を進めました。

一部分だけの補修や、目立つ個所のみの補修って可能なの?どう仕上がるの?といったご質問も度々いただきますので参考になればと思います。
 

■リメイクヤマハG3E入荷から外装仕上げまで
はじめこのピアノは前面に大きなあて傷、割れ傷などが複数あり、譜面だについては表面の化粧板と言われる黒い塗装のすぐ下の板が剥がれ浮いている状態でした。
その他後ろ側や足元にも全体に傷がありましたがそこは気にしないとのことで目立つ個所だけピックアップして手を入れることとなりました。

・特に目立っていた傷(一部)



※細かなものを含めるとざっと数えただけでも数十か所の傷がありました
 

大きな傷は部分補修で、譜面台は剥がれも大きかったため一部再塗装の形で仕上げています。
表面の塗料の種類や状態、どこまでの仕上げをご希望されるかによって作業内容も変わってくることがありますので、ピアノの状態をチェックしてからご相談をさせて頂いております。
・作業中の様子



 

・傷補修後の様子

前面の目立つ個所だけの補修ではありますが、かなりきれいに仕上がったかと思います。
ピアノの状態により長く使うために必ず直した方が良い個所はありますが、それ以外傷などについてはお使いいただく方がどこまで気になられるかどうかが大事になってきます。
ご依頼や相談いただく際には、特に気になられる個所、ご予算、これからの使い方、を教えていただけますとその方に合った補修内容をご案内できるかと思います。

IMG_0523
 

簡単にですが作業中の動画なども撮影しておりましたので参考になればと思います。

この動画前半のように外装の修理リメイクのご依頼をいただいた場合には、ピアノの状態を動画などでご説明して作業内容をお選びいただくことができます。
目安としてリメイクのコースがありますが、お客様に合わせた様々な仕上げができるのがぴあの屋の特徴です。
臨機応変にご対応ができますのでお気軽にご相談いただければと思います。

 

ぴあの屋ドットコム

 


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音色を改善!〈ファイリング作業〉ヤマハピアノU3C

入荷すぐの”ヤマハピアノU3C”が音を鳴らす重要なパーツ「ハンマー」に深い溝ができていました。
弦を直接叩いて音を出す打楽器でいうところのバチの役割をする部分なので長年弾き込んでいくとどうしてもこのように溝ができてしまいます。

■【作業前】弦溝が深過ぎる状態

ある程度の溝は必要で音の鳴りが良くなり響きも良くなりますが、ここまでくると悪影響が出てきてしまいます。

溝が深すぎる場合に演奏されていて感じる分かりやすい症状としては、
・音色、音量のばらつきが出る
・音質が固く金属的な音になる
・ピアノらしい音の伸びがなくなる

このような症状を感じることがあります。

ファイリングというハンマーを削り成形しなおす作業で良い状態に戻すことができます。

ファイリング作業の様子

ファイリング作業の様子

■【作業後】弦溝を取り成形しなおした状態

この後、取り付け作業をして個別に音の出方や音色の細かな調整に入ります。

ピアノの状態によって変化の度合いは異なりますが、音色が変になり困っている方は一度ハンマーの様子を覗いてみていただければと思います。

ぴあの屋ではリメイクのご依頼の際に一緒に作業させていただくことがほとんどです。
 

【ファイリング作業後のピアノの音色動画】

 
お問い合わせは、
mail:info@pianoya.com
TEL:075-645-7111 まで

 
 


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色々な外装メンテナンス -文字刻印の修復-

久しぶりのブログの更新です♪

リメイク修理の作業が忙しくなかなか更新ができていませんでした。

今回はそんな今ご依頼の多いリメイクの外装のメンテナンスについてのお話です。


こちらの2台のピアノ覚えていらっしゃるでしょうか?

すでにお届けが決まりお嫁入したピアノなのですが、
じつは今までと違う仕上げや刻印の補修を行っておりました。
写真はメンテナンス後の様子になりますが、
イバッハは木目の手触りを残したままに外装の補修を行い、無くなっていた文字や刻印の修復を行っています。
大橋ピアノは外装の塗料の変色、白色化を補修して木目がクリアに見えるように全体に補修を行いました。

仕上がった際にメンテナンスの内容を動画で撮影していましたので参考になればと思います。

↓入荷時の動画も参考までに掲載しておきますので違いを見ていただければと思います。

<イバッハ入荷時の様子>


<大橋ピアノ入荷時の様子>

動画では反射してしまって分かりにくい部分もありますが、実物を見ると感動するくらい見違えました。

外装のメンテナンスで悩んでいる方、きれいにしたいけど剥がし直しての全塗装は高すぎてあきらめている方などいらっしゃいましたらご相談いただければと思います。
ピアノの状態や種類によってできる作業内容が変わりますが、そのピアノとってベストな方法でメンテナンスを進めさせていただきます。

簡単なご相談でもけっこうですのでお気軽にお問い合わせくださいね♪
info@pianoya.com / 075-645-7111 まで
 
 
ぴあの屋ドットコム 整備スタッフ
 
 
↓■補修後の文字部分アップ

↓■補修後のくもりの取れた外装


 
 
今回の補修はたくさんの技術を惜しげもなく教えてくださったピアノ技術の先輩方やいろんな方々のおかげで実現できるようになった補修です。ピアピットさん、ピアノの楽園さん、また技術者のみなさん本当にありがとうございます。ネットで発信をしているぴあの屋ドットコムとしても幅広い方にいろいろな情報を発信し、ピアノユーザーの方がより一層音楽を楽しめるように尽力できればと思います。


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【リメイク】外装塗り替え作業中♪③~塗装仕上げ・内部調整~

【前回のリメイク作業はこちら】

塗装の作業も大詰め、艶を消す表面の塗装をかけていきます。

この艶の消え具合にも度合いがあり印象が変わります。

上が艶がある状態、下が艶が消えた状態です。

DSCF8409

塗装作業が終わったら基礎パーツを取り付けていきます。

この後行う内部の調整にもかかわるのでしっかりと

ずれなくパーツを合わせていき、ピアノが起きました。

調整をしながら鍵盤が入る棚など細かな部分を組み上げていきます。

見ていて気付いた方もいらっしゃると思いますが、

木目艶消しのピアノは見る角度や周りの色や照明によってかなり見え方が変わります。

今回は落ち着いた印象になるように調整をしています。

ということで塗装の作業はひとまず完了です。

DSCF8465

塗装などのご相談は季節やご依頼の状況によって作業期間が大きく変わります。

ご検討されている方は早めにお問い合わせくださいね。

 

ぴあの屋ドットコム スタッフ

 


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【リメイク】外装塗り替え作業中♪②~下地塗装作業~

【前回のリメイク作業はこちら】

今日は元の塗料をきれいに剥がすことができたので、

次は生の木材部分の下地作りと基本色を決めていきます。

塗り重ねて色が入っていくため仕上がりを想像しながら

作業を進めていきます。

作業している工房は傷などをわかりやすくするため

自然光とかなり明るい照明を使っていますので、

一般的なお家へ入るともう少し暗い印象になりがちです。

今回は、艶の無い艶消しの仕上げにしますのでさらに

今の状態より落ち着いた印象になりそうですね~

写真ではなかなか色味がそのままでないのですが、

シックなイメージにまとまってきました。わかるかな?

次回はひとまずの完成状態をご紹介できるかと思います。

お楽しみに♪

 

ぴあの屋ドットコム スタッフ

 

【次のリメイク作業はこちら】

 


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