京都の工房へ届いたエンシュウピアノE121の同型ピアノが東京の品川区にて展示中です!
関東にお住まいの方はこの機会にぜひ♪
京都にて展示中の同型ピアノはこちら
【国産ピアノ】エンシュウピアノ E121 京都にて試弾受付中
ぴあの屋ドットコム
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ピアノの裏側はなかなか見ることがないと思いますので、
エンシュウピアノの裏の部分を説明したいと思います。
まず一番驚いたのは、支柱が6本もあるということ。
普通、121cmの小型1型モデルは、4本で十分です。
ヤマハピアノは、131㎝の大型3型モデルでも、構造計算して充分だと判断して4本支柱で製造しています。
それでいいとは思うのですが、とにかく頑丈に作りたいという遠州楽器の考えでしょうか。
びっくりしました。
それからもう一つびっくりしたことは「助響板」をなくしたということです。
助響板はピアノ製造のセオリーとして昔からあるもので、
分かりやすく言うと、池に石を投げると円になって広がっていきますよね。
でも池の形が四角いと壁に反射した時に乱反射してしまうように音も同じように円になって広がっていきます。
なので、その音の乱反射を防止するためにあるのが助響板なんです。
それをあえて遠州楽器ではなくしているのです。
なぜなら、小さなピアノでも響板を大きくフルに使えることで
重低音を豊かにしたいからなんです。
高音部に関しては問題ないのですが、低音部は響板の面積に大きく依存します。
さらに、音を伝導させる響棒同どうしを、共振桟(きょうしんさん)という木材でつなげて音を良くする設計をしています。
これは、調べてみるとベヒシュタインのホフマンモデルのグランドピアノに採用されている方法のようです。
ですので、アップライトピアノでこの方式をつかっているのは、おそらく遠州楽器のみではないかと思われます。
音の出し方を、低価格のピアノにありがちなハンマーの打弦のアタック音に頼るのではなく、
しっかりとボディの部分でも、やさしくあたたかく滑らかであってしかも芯のある音を出すための、いろいろな工夫を感じることができます。
耐久性のある長期間使うことができるように支柱を6本も入れ、
響板も変化の少ない積層スプルースを採用したのも、職人たちが考えに考えた末に設計した方法だと思います。
<石山社長ブログ>
エンシュウピアノのデザインについての感想をお話しします。
見た瞬間、ぴあの屋ドットコム社員一同出た言葉
「スタイリッシュ!」
シンプルでモダンなデザインですね。
キャスターはダブルキャスター。
白鍵は当然アクリルですが、黒鍵にびっくりしました。
従来のプラスチックではなく木材です。
さすがにコストのかかる黒檀ではありませんが、木でできています。
指に吸い付くような手触り。
なによりも演奏していて滑らない。
これはいいですね。
鍵盤蓋は油圧式のスローダウン。
安全性も考慮されています。
上のフタをあけるための穴があったりとか、
いままでのピアノにない新しいアイデアが採用されていますね~。
素敵すぎ~。
<石山社長ブログ>
外装現状での仕上げリメイクピアノが仕上がりその様子をご紹介できればと思います。
00:00~ 入荷時の状態
06:18~ マフラーの不具合の修理
07:33~ 内部作業中(金属磨き&アクション修理)
09:41~ 完成前組み上げ作業中
11:32~ 外装現状仕上がりの様子
外装のキズ直しをせずに汚れ取りと磨き作業のみで仕上げさせていただいております。
汚れがきつく出ておりましたがかなり綺麗に仕上がったと思います。
ご予算を抑えたい場合にはこのようなキズ直しをしない内容がおすすめです。
また、弱音ペダルの一部パーツの欠損と金具が入る穴が大きくなりうまく動かなくなっておりましたがこちらもパーツを取り寄せてピアノに合わせて加工しなおすことで問題なく修理ができ音を抑えて演奏いただける状態になりました。
直らないと思われる内容でも対応可能なこともありますので、気になる点があれば何でも言っていただければと思います。
ぴあの屋ドットコム
遠州楽器がどういう気持ちで会社を立ち上げ、ピアノを提供していくのかをいろいろと話をきいていると、
こんなことをイメージされているのだな、ということが分かってきました。
ピアノを提供することで、これらの立場のすべての人が幸せに感じることを目指しているのだと思います。
ピアノを制作する人
ピアノの部品を提供する人
ピアノを販売する人
ピアノを調律・修理する人
ピアノを教える人
ピアノを買う人
ピアノを演奏する人
エンシュウピアノにかかわる人すべてに喜びを与えたい、というのが一番のコンセプトではないかと思うのです。
ですから、その中の一部人だけが感じる幸せであってはならないというのは私も同じ考えです。
近江商人の言葉でしたっけ?
「三方良し」というのがありますよね。
かかわる人すべてが「よかった」と思える商売をしないといけないということなんですが、
これと同じなんですね。
<石山社長ブログ>