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エンシュウピアノ(ENSCHU)遠州楽器制作 ついにぴあの屋ドットコムに届きました!

念願のエンシュウピアノ(遠州楽器制作)がぴあの屋ドットコムに届きました!
おそらく、楽器店にエンシュウピアノが届いて、それを動画に出して公開するのはこれが日本初、いや世界初だと思います。
大げさですが(笑)

元々エンシュウピアノは時々ネットでも見ていて、へーこんなメーカーが出たんだ、でもうちはたぶん扱わない、と思ってました。
そのうち、営業さんがうちにも説明にこられて、ふーん、すごいな、という感じて聞いていました。
でもその時点でも扱うかどうかは決めていませんでした。

そうこうしているうちに、千葉にあるピアピットさんに寄った時に、このエンシュウ(ENSCHU)の展示用ピアノが置いてあったのを見て
ちょっと弾かせていただいたのです。

そしたら・・・・

弾いた瞬間の私の感想ですが、以前ベヒシュタインのアップライトピアノがぴあの屋ドットコムに展示していたのですが、
その感覚ととても似ていました。

アップライトピアノの音色のイメージが吹っ飛んだのがそのベヒシュタインのアップライトピアノ。
え?あれと同じ響き?とおもったのが第一印象。
この価格であれに近い音がだせるの??と。
もちろん全然別物ではありますが、イメージは近かったです。

古き良き時代の音を再現しながら、令和の新しい音を作ってるな、という感じもありました。

ぴあの屋ドットコムに届いたエンシュウの製造番号は、1068。
1001から製造番号がスタートしたのですが、ほとんどが海外に出ていって、
国内向けに作ったのは最初のロットで3台のみ。

そのうちの1台はピアピットさんに展示してあって、このあと東京のイベント会場に持っていくそうです。
あとの一台は昔からお付き合いのあるショップに置いてあるそうです(どこかは聞いていません)。

遠州楽器の岩佐社長はもともと貿易を得意とされている方でもありますので、
まずは輸出からスタートされたようです。

ですので、一般家庭に流通しているエンシュウピアノはまだ1台もないようです。
そういう意味でも、ここにある1台はとても貴重ですね。
販売用ですから。

メイドインジャパン、メイドインハママツの令和に作られた新しいピアノ。
応援したいと思っていますが、それと同時に
日本をこれだけのピアノ文化に育ててくれた、カワイ・ヤマハ・そしてアポロピアノも素晴らしいピアノを作り続けてくれています。

すべてに感謝しながら、新しい流れも作っていければいいですね。


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新幹線浜松駅構内の「シゲルカワイ」を弾いてきました!

新幹線の浜松駅構内に、ヤマハとカワイが交互に出品しているスペースがあります。
今は、カワイが出していますが、そこにシゲルカワイが!

いつ調律する予定なのかが書いてあって、ストリートピアノって調律ぐちゃぐちゃというケースが多いのですが、
さすがメーカーが直接管理しているピアノはメンテナンスは完璧ですね。
でないと、逆に信用おとしちゃいますから~。

さて、そこに設置してあるシゲルカワイですが、
最初の1音弾いただけで、シゲルカワイがいかに優れたピアノであるか、
音がいいのか、調律師である私は即座にわかります。
毎日いろんなピアノに触れているわけですから、一瞬ですね。

このピアノスゴっ!ってわかります。

ストリートピアノを弾く恥ずかしさはだいぶ慣れてきました。
スマホに向かって語ってから撮影するわけですから、ビジネス系ピアノユーチューバーの私でも
やはり、いつも恥ずかしい中でやってました。

そんな浜松駅のシゲルカワイを弾いた動画がこちら。

<石山社長ブログ>


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遠州楽器(ENSCHU)でラフマニノフとショパンを弾く!

エンシュウグランドピアノ(試作品)でのラフマニノフとショパン!

※調律がずれているのは、ご容赦ください

<石山社長のブログ>


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エンシュウピアノ(ENSCHU)試作品グランドを弾いてみました! 

遠州楽器制作の試作品グランドピアノを弾いてみました。
これは凄すぎ!
音が美しすぎます。
タッチコントロールはいうことありません。

動画をごらんください。

※調律がずれていますが、その点はご容赦ください

<石山社長のブログ>


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浜松の遠州楽器制作を訪問して話を聞きました

遠州楽器の浜松工場にいって、メイドインジャパンピアノ「エンシュウピアノ」の特徴や
会社の事をいろいろと話していただきました。

きっかけは、千葉のピアノ工房ピアピットさんにあったエンシュウを弾いてみて、
直感的に「めっちゃええやん!このピアノ」と感じて関わってみたいなと思いました。

遠州ピアノ制作株式会社は、2019年(令和元年5月)に岩佐社長によって創業された会社で、
翌年2020年1月にこだわりのあるピアノを作ろう!と生産をスタートされました。

遠州という会社の名前の由来は、
浜松を取り巻く「遠州地域」ということから命名したそうです。

社名に「制作」という言葉が入っていますが「製作」という字とちがって「衣」が入ってないんですね。
これは、従来のピアノの製造というよりも、
音楽を奏でる芸術品(作品)を制作するという意味を込めてこの漢字を使っています。

現在、数十台のピアノを制作しましたが、国内には1台も流通しておらず、
ほとんどが海外への輸出からはじめました。

たしかに、メイドインジャパンというブランド、とくにメイドインハママツは強くて、
ヨーロッパやアジアなどの海外の楽器店からの引き合いは多いようです。

部品の一部は海外からの輸入もありますが、設計・組み立ては日本でやっていますので、
完全なメイドインジャパンのピアノであることは間違いないです。

エンシュウピアノの作りたい音の特徴としては、
「丸みがあって柔らかくて芯があって豊かに響く角のない音」
つまり、メタリックな音のピアノもいろいろありますが、
エンシュウピアノは、いかにも「木の感じの音」というのを特徴としています。
全体的にバランスよく響くというのも特徴の一つです。

また柔らかいといっても、こもった感じの音ではないです。

アクションにもこだわりがあって、なるべく弱い音(ピアニシモ)をどれだけコントロールして合わせるか
というところ、そしてタッチにはすごくこだわった設計をしています。

あと、ピアノの裏を見たらわかるのですが、支柱が6本も入っています。
小型ピアノだったら4本あれば十分なのですが、長く使っていただけるように耐久性にもこだわっています。

響板にも秘密がいっぱいあって、助響板をあえてなくして小型ピアノでもしっかりとパワーがでるように響板を広く取り、
ふつうにちゃんと鳴ってくれる高音部の音はすこしおさえて
広い響板の必要な低音域をしっかり鳴らし、全体的なバランスを整えるようにしています。

デザインに関しては、スタイリッシュです。
これは令和元年創業のピアノメーカーとして、いままでにない新しいデザインで臨もうと思い設計したそうです。
「すっきりして都会的でかっこいいピアノ」だと思います。

ハンマーはドイツ製の人気のFFWハンマー。
弦はレスローワイヤーです。
エンシュウグランドピアノ(試作品)もあります。

重さが280キロで、大型のアップライトピアノ程度。
奥行が150cmで今一番人気のコンパクトサイズです。

グランド版は、新しい試みとしてイギリスを起源としたBPAハンマーという
かなり柔らかいハンマーを採用しています。
このハンマーが、エンシュウグランドピアノの個性になっていく可能性があります。

いずれにしましても、新しくできてピアノメーカーですからいろいろな苦労はあるとおもいますが、
ピアノ愛好家の方やピアノ販売店など、いろいろな人が一緒に協力して育てていけたらいいですね。

<石山社長ブログ>


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