日々の作業のこと」カテゴリーアーカイブ

消音ユニットのカタカタ音を修理!

先日消音ユニットの動作確認ができたカワイピアノKu-20ATをメンテナンス中経年劣化で音を止めている消音バーのクッションフェルトがへたり、カタカタ音が大きく出ていました。

フェルトのサイズと厚みを現在のユニットの調整に合わせて切り出して貼り換えを行いました。
かなりカタカタという音が小さくなり落ち着いたかと思います。
あまり分厚いものをつけると不具合が出たりもしますので、消音の設定や調整の具合を見ながらの作業が必要です。

古い消音ユニットがついている方でカタカタ音が非常に大きい場合には、同じ原因であることもあるので調律師に相談してみていただければと思います。

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ピアノの防音のお話し

ここ最近防音関連のお問い合わせをたくさんいただいております。
敷板や背面のパネル、消音ユニット、防音室などなど色々なものがありどれが良いか悩まれることが多いようです。
今回はそんなピアノの防音に関するお話しができればと思います。

■防音商品の種類
大きく分けて4種類の防音グッズがあります
①ピアノの下に敷くタイプのもの
ゴム製のインシュレーターや敷板、ピアノ用のパネルなど)
こちらは、防音と言うよりも振動を抑えたり重量を分散させる目的の物です。
そのため防音と言う意味ではあまり効果が見込めませんが、下階への振動を抑えたい場合には重宝します。
また、断熱効果のあるパネルは床暖房のお部屋に最適で熱からピアノを守ってくれる頼もしい商品です。

②ピアノ自体に取り付けするもの
消音ユニット、ナイトーンなど)
こちらはピアノ自体から出る音量を下げる商品になります。
元々の音が小さくなりますので、音を周りに伝わりにくくすることができます。
ピアノの種類によって取付けできないものがあることと、専用の調整が必要なためタッチが多少変わることがありますが、効果が高くご依頼の多い防音方法です。

③ピアノの背面に取り付けするもの
防音パネル、背面パネル、遮音パネルなど)
ピアノの響板から出た音を一番音が伝わる原因になる壁に当たらないように防ぐ吸音材になります。
物によっては、ピアノ自体に密着させて完全に音の出口をふさぐものもあります。
密着タイプは効果は高いですが、無理やり出口をふさぐため音がこもってしまい音色が変わる欠点があります。
接着などを行わない挟みこむタイプはご自身でも設置や取り外しができ、少し隙間を開けることで音がこもらないようできるなど幅広く使えるため人気があります。

④その他の防音商品
防音カーテン、防音窓、防音壁、防音扉、防音室など)
ピアノの音量を変えるわけではなく設置するお部屋自体を防音にするというものになります。
隙間がある箇所から音が漏れ伝わりますので、隙間のできやすい窓や扉を防音するだけでかなり効果があります。
効果が一番あるのはやはり高価な防音室ではありますが、環境に合わせて防音をすることで予算を抑えより良い環境にすることができます。

ピアノの演奏する時間帯や使い方などによっても合う合わないがありますので、困ったときはぴあの屋までお気軽にご相談ください。

気にせず演奏ができる環境があると、よりピアノを楽しんで頂けると思います。

TEL:075-645-7111
メール:info@pianoya.com まで
※(日)(月)定休日

以前リメイクの際にピアノを見ながら防音グッズについてお話しした動画を乗せておきます。
こちらも参考にしていただければと思います。

ぴあの屋ドットコム 寳田


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お盆前の作業完了 ~マホガニーピアノ2台~

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お盆休みが近づいてきておりますが、お休み前の最後の仕上げピアノが完了しました!

ちょうどマホガニーの色味のカワイさんの2機種がかわいく並んでおります。

同じ色味ですが、木目の雰囲気と譜面台の違いで印象が少し違うのではないでしょうか?

グランドピアノと同じ大きな譜面台の”MY-707M”は、カワイで製造していますがエンペラーと言う名前がついている高級機種です。

もう一台のカワイピアノ”KL-32BF”も珍しい機種で、人気のある茶色の機種W106のようなデザインですが鍵盤下の板の部分が曲線になっていたり、他の機種にはない仕上げになっています。

見た目はもちろん、内部の音色やタッチもしっかりとメンテナンスをさせて頂いております。

元気に良い音色で演奏されるのが楽しみですね♪

ぴあの屋ドットコム スタッフ


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ピアノのフタの破損 ~木部の修理~

まれにある木部の修理の様子です。
ピアノの内部なので表からは見えない部分ですが、どうしても負荷がかかる部分なので破損してしまっていることがあります。

今回はフタを差し込んで固定する箇所が破損して一部腐食していました。
このままでは強度がなく外装が外れる危険があるため、割れなどをきれいに取りきって代わりの木材を入れて仕上げます。

IMG_0905
本体に取り付けるとこのようになります。
負荷のかかる部分ですので数か所ネジを入れて外れたり歪みが出ないように強度を出しています。
表面に出ている箇所の場合にはこの上に塗装をして見た目にもきれいに仕上げます。

このように割れて破損しているようなピアノでも基本的に修復が可能です。
ピアノのリメイク作業としてお受けしておりますので、このようなピアノをお持ちの場合にはお気軽にお問い合わせくださいね。

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カワイピアノNo.M1 ~外装現状仕上げ~

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今回は現状での仕上げとなったピアノの完成の様子です。

外装の状態は現状で気にされないとのことで最低限の作業だけを行いました。

内部は通常通りきちんと手を入れております。

予算がなく外装現状での購入やメンテナンスを考えている方の参考になればと思います。

今回はご要望を受けてペダル部分の磨き作業、応急処置をされていたフェルト部分はしっかりと作業させていただいております。

また、外装も現状ではありますが最低限の清掃、専用の溶剤を使っての汚れ取り作業を行っておりますので入荷時よりもきれいになっています。

傷の補修を行っていないので凹んだ部分などはそのままというイメージです。

リメイク作業の場合でもご購入の場合でもぴあの屋では作業内容をお選びいただくことができますのでお気軽にご相談ください。

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