特攻隊のピアノ『フッペル』日本には数台しか存在しないピアノ。
映像右側のフッペルは、十数年前にある男性からかかってきた1本の電話から始まります。
「うちにフッペルのピアノがある。動画を見ていたら、フッペルのことを石山さんが語られていた。ピアノを愛するあなたに、いずれ時が来たら託したい」。そんな電話でした。
それから十数年経過して、また電話が。今度はその娘さんからでした。
「あなたが石山さんですか?父からの遺言です。もしこのピアノを手放す時には、京都の石山さんに連絡するようにと言われていたので、電話しました」とのこと。
そうしてこのピアノは、ぴあの屋ドットコムに来ました。
娘さんがそのフッペルの歴史について語ってくれました。
「医師である祖父はフランスに行っている時、音楽家でもあった妻にこのピアノをプレゼントし、日本に持って帰ってきたものです。家族みんな音楽が大好きで、いろんな楽器を持ち寄って演奏していたんですよ」と。
その当時の写真も送ってくださいました。戦火を乗り越えて、今ここに存在しているフッペルピアノ。
素晴らしいです。
☆ぴあの屋まーちゃん☆