目標
あけましておめでとうございます。
新たな年が始まりました。年度の初めにあたり、皆さんも今年の抱負や目標を胸にいだいてスタートされたことと思います。
えっ、目標をまだ決めてない?
実はそんな人も多いでしょうね。それでは、なぜ目標設定が必要なのかをお話ししましょう。
イメージしてくださいね。
あなたは、豪華客船に乗っています。ある日氷山にぶつかって、船は沈没。冷たい海に投げ出され、救命ボートに乗って助けを待っています。そこには3日分の食糧しかありません。まわりは霧に覆われてなにも見えません。まわりの乗客も途方にくれています。助けにきてくれるのだろうか。陸地は近くにあるのだろうか。みんなだまって救助を待っている状態です。
2日経ちました。救命ボートはまだだれも見つけてくれません。
そんな時に、一瞬風が吹いて霧が晴れ、遠くに灯台の光が見えました。
「あそこに陸地があるぞ!みんなでオールを漕いで行こう!」
この瞬間、乗客全員の心に希望の光がさしたのです。そして食糧はあと1日分。期限は1日。目標はあの灯台。心を一つにした乗客たちは、全員で協力して陸地に向かったのです・・・。
私が勝手に作った物語ですが、みなさんが何かをやろうと決心しても、目標を決めていない状態が、救命ボートに乗ってプカプカと浮いているのと同じ状況なのです。これでは前に進むはずはありません。
そして目標を設定するのと同時に必ず期限を決めることが必要です。この物語では、あと1日で灯台に到達しないと、食糧がなくなってしまいます。
年初にあたり「今年はこれをやろう」と決心された時、目標を決め、期限を決める。これができて初めて、その方向へ進み始めるということをご理解くださいね。
そして、できるだけ詳細にイメージを持つことも大切です。目の前にその映像が浮かぶくらいイメージを持つのです。達成した時の笑顔の自分の姿が鮮明にイメージできれば、もう達成したのと同じです。
そしてもう一つ、前に進む時に「感謝」の心があると、その目標は数倍も早く成し遂げられるのです。つまり、人を蹴落としてまで自分の目標を達成しようとする心や、人と比較した(他人を基準とした)目標設定は、うまくいかないのです。不思議なものです。
私は、今年はピアノ事業と、新しく始める通信事業で、大きな目標を立てました。必ず成し遂げます。自分との約束は守りたいと思っています。
ぴあの屋ドットコム 石山