賞味期限
「賞味期限」
最近、食品の偽装など新聞をにぎわしていますね。食品に混ぜ物をしたり、賞味期限を偽ったり・・・。
賞味期限が切れた食品を「もったいない」と思う気持ちは分かりますが、パックをしなおして再度販売したりする行為は、消費者を騙す行為以外のなにものでもありません。
20世紀は人を騙してでも儲けたらいいなどという企業が伸びてきたかもしれませんが、21世紀に入って、心ある従業員が内部告発という形で真実が世に出るようになりました。これは宇宙的な流れで見ますと、良い方向に向かっているといえるでしょう。
しかし、これらの事件はすべて企業が悪いのでしょうか?
私はこんな事件があるたびに、賞味期限切れの商品を操作する企業を責め、大騒ぎしている消費者に疑問を持つことがあります。
物事は、報道をそのまま鵜呑みにするのではなく、善意な心をもった第3者の目で見て判断する習慣をつけることが大切です。
では、なぜ賞味期限切れの商品が大量に出てしまうのでしょうか。
たとえばスーパーに並べられている牛乳を買うときのことを想像してください。賢い主婦は必ず賞味期限を見て、奥の方にあるできるだけ新しい牛乳を買うものだ、と聞いたことがありますが、それは本当に賢い主婦なのかな、と思います。明日にも賞味期限が切れるというなら別ですが、ほとんど期限が切れるまでに消費してしまうような日付だと思います。
すべての消費者が一番手前に並べてある商品から買うようになれば、スーパーの商品が賞味期限切れになって破棄される確率はぐっと減るかもしれません。スーパーとしては食品が無駄にならないように、先に出荷した商品を先に買ってもらいたくて、手前に置いているのです。
しかし、多くの消費者はわざわざ手前の商品を動かして奥のものを取ろうとします。そうして、賞味期限の切れた商品があふれてきて、スーパーの経営者の心に魔がさしてしまうこともあるのかもしれません。
自分だけ新しいものを取るということは、「自分さえよければいい」ということです。他人に古いものがあたっても自分には関係ない、という気持ちが無意識に心の奥底にあるということに気付いていない人は多いかもしれません。すべての人が「他人じゃないよ」という気持ちがあればそんなことはできないはずです。
地球環境をまもれ、と世界中で活動している人や、貧困な子供たちに食料をもっていくようなボランティアに精を出している人はたしかに尊いですが、大きなことはできなくても商品を賞味期限に近いものから選ぶという、こんなだれでもできることから実践している人も私は尊いと思います。
世界中の食料を均等に分ければ3秒に一人の子供が餓死しているという世界の現状が解消されるそうです。本当に賢い主婦は、このように誰にほめられるわけでもなく自分のできることから実践している人だと私は思います。ささいなことですが、そういう魂を磨かれた人たちが増えていくと、必ず日本は変わっていくと私は信じています。
森林保護のために割り箸を使わずマイ箸やユア箸を持ち歩く。昔のように買い物袋を持参する。賞味期限内に使い切るものなら古いものから買い物する。
さあ自分のできることからはじめてみませんか。
ぴあの屋ドットコム 石山
ご感想をいただきました。
Sさん:
すばらしい内容で大賛成です
私もエコバッグ持って毎日買い物に行ってます。
小さなバッグなので、買いだめすることありません。
だから、賞味期限の長いものを選ぶ必要もありません。
毎日歩いて行くので、健康にもいいです。
エコバッグ一つ持つだけで、自分へのメリットも
たくさんあります。
これを読んで、「ホンマやなあ」と思われる方のうち
どのくらいの人が実行できるのでしょうね。
この世は思いだけではいけません。
思いだけでいいのは「あの世」です。
この世は「思い」と「行動」ですよね
行動できる仲間を増やして行きます
Kさん:
地球のことを思えば、みんなで行動すべきですね。
とりあえずマイ箸はいつも持っています。それから賞味期限も気にしています。
できることからコツコツとですね。(^^)v
Oさん:
今は賞味期限に敏感になり過ぎてますね。
私のような、少々古い人間は
五感で確かめます。
例え、賞味期限が切れていても、
昨日までの賞味期限が、今日悪くなることはないですよ。
舌と、目と、匂いで解かるはずですよね。
賞味期限を気にしないと言う訳ではないけれど
あまりもの、最近の過剰ぶりはいかがなものかと、
疑問に思っている世代です。
商品は手前から、買いましょう。
Kさん:
これも、二つの考え方の学びですね
もっと広く捕らえたら、日本人は無駄が多すぎますね!
最近、いろんな局で、貧困のなか生活を支えて働く子供達や栄養失調と疲労で倒れるまで働く子供を取り上げられた番組をテレビで見ました。
そんな番組を見るたび、大人は、社会は何をしているのかと怒りのようなものと不がい無さを感じます。
社会貢献する個人レベルの活動がいかに確実なものかと思います。もっと広くお役に立てればとは思いますが・・・
ちなみに、私は賞味期限ぎりぎりのものをお安くなってから買います・・・自分のお財布のためですが、その日のうちに使い切るものや、今日・明日のうちに調理してしまえば問題なしで〜す
Keさん:
おはようございます。今日のメールを見て 私もその賢い?主婦の一人だ! とハットしてしまいました。マイ箸買い物袋は実践してても 賞味期限は常に新しいのを買ってました。破棄されるの勿体ないと 思いながら… 私みたいな主婦が 動いたら すごい人数になるでしょうから ホントに出来る事から始めたいと 新めて思いました。いつもドキッとするメール 有難うございます。
Tさん:
おはようございます。今朝のメールのお話、全く同感です。私も以前から、みんなが当たり前のように奥の方の牛乳から買っていくのをみて、手前の古くなっていく牛乳がずっと気になっていました。ある方の本を読むと「お金はお金が喜ぶような使い方をしましょう」と書いていました。私はこの時以来、手前の牛乳から買うようにしました。手前から買うとお店が喜ぶ、お店が喜ぶとお金が喜ぶと思ったわけです。石川先生のお話に励まされ、ますます、その実践をより多くの人が心掛けてくれるよう広めていきたいと思います。ありがとうございました。
いつもメールありがとうございます!
消費期限のメール拝見しました!まさに私がしていたことですね、
自分なりには環境問題を叫んだりマイ箸を持ち歩いてはいるものの、スーパーの方の気持ちを全く分からないでいた自分を反省します、
私の嫁さんもメールを見て衝撃を受けてました(=_=;)
そういう目でスーパーに行くと、これでもかというくらいに手前の商品を払いのけて奥の商品を引っ張り出している光景に心が痛みます、
まるで自分勝手な昨日までの自分の後ろ姿なんですね、
早くクサイクサイ(>_<)ウンコから花に変わらなきゃ!
これからもドンドン色んな魂の磨き方を教えて下さい!メール楽しみにしています!
感謝(^-^)人(^-^)感謝