徳川家康の遺訓
人の一生は重荷を負いて遠き道を行くが如し 急ぐべからず
不自由を常と思えば不足なし
心に望みおこらば 困窮したるときを思い出すべし
堪忍は無事長久の基
怒りは敵を思え
勝つことばかり知りて負くることを知らざれば 害その身に至る
おのれを責めて人を責めるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり
これは私が大好きな言葉です。
ある全盲ろうの大学助教授が新聞のコラムの中で記者からこんな質問を受けました。
目も見えず音も聞こえない世界の中で生きてきて、辛くて自殺など考えたことはないのですか?
それに対して「人間はどうせいつか死ぬんだから、急いで死ぬことはない」と笑い飛ばしていました。
不自由が常であると思っていれば、不満なんて出ませんし、あれも欲しいこれも欲しいなどと物欲が出たときには、貧乏だった時のことを思い出せば、必要のないものだと分かります。
人はだれでも間違いをおかすことがありますから、反省をしているのであれば許すことも大切ですし、相手を愛するがゆえに叱ることはあっても、自分の思い通りにならなくて怒ったときに言った言葉は、たいてい相手を傷つける言葉となってしまいます。
「怒りを感じたときには十かぞえよ、強い怒りを覚えたときは百までだ」とアメリカの第3代大統領は名言を言っています。数えている間に、人は冷静になれるということですね。
勝ち負けだけにこだわっていると、負けたものの気持ちが分からなくなってしまいます。そのうちに弱者に対する思いやりの心も失ってしまうのです。ビジネスでうまくいかないときがあっても、それが勝ち負けのようにこだわるから落ち込むのです。
エジソンが言っていました。「私は一度も失敗なんかしていない。うまくいかない方法を “発見” したんだ」。
そしてすべての原因は自分にあります。人のせいではありません。ありすぎるよりも足らないくらいでちょうどいいのです。
これらをそのまま実践できれば、徳川家の歴史が物語っていますように、あなたの生活は280年は安泰だということですね。
ぴあの屋ドットコム 石山
ご感想をいただきました
Mさん:
目が覚める思いです。
自分は思い通りにならないと、すぐに怒り、自分の思い通りにさせようと言葉や、ときには暴力で相手をねじ伏せようとしていました。今はそれを反省し、自分の思い通りにならないのが当たり前と思い、何が起きようと冷静に穏やかに生活しようと心掛けています。
そう思える自分になれたのも、最近のことで、素晴らしい方々にご縁あって巡り逢えたのがきっかけです。みなさんにこの場を借りて感謝を申し上げます。
ハッピーをありがとう。
Hさん:
言葉で脳は作られると教わりました。石山さんのように心に響くいい言葉を使っていきたいです。
最近モリー先生との火曜日という本を読んでまーちゃんのコメントと似ている部分を多く感じました。
世の中にはすばらしい人がたくさんいらっしゃるんですね。
Kさん:
そして すべての原因は 自分にあります。
人のせいでは ありません。
ありすぎるよりも足らないくらいでちょうどいいのです。
足るを知る心 大切ですね〜
ついつい モット モットが出ますね 心して 自重せねば